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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2016年01月10日

更紗といってどんな布を思い浮かべますか?

更紗というと 皆さまはどんな布を思い浮かべるのでしょう?






これは数寄屋袋ですがもう古く擦り切れています。
象にラクダに異国の人々が描かれていますが木綿ではないようです。









これは前にご紹介した 全開ポーチです。 私が大切にしている木綿地ですが江戸更紗だと自分では思っています。










これが布地ですがポーチには少し刺繍をくわえてみました。
私が 更紗ときくと思い浮かべるのは こういう布なのです。


インドで発祥した更紗は赤色を中心とした華やかな文様に染められた木綿布で
世界中に南蛮船で運ばれていき、それぞれの国で独自の更紗が作られるようになりました。
イギリスのペイズリー柄なども更紗なのですね。
日本には、16世紀末ごろヨーロッパ人らによって伝えられ
大名や茶人や裕福な町衆たちが求める品となったのですが
和更紗と言われ 布団の皮などに使われたもので一般の庶民に普及していったような更紗地は
どこでどう作られていたのかよくわからないのです。



これなどは布団として使われたんじゃないかと思うのです。


長崎更紗とか堺更紗とか言われるものもよくわからないですが
こういう色合いでこういう模様のものは
こう呼ぶという決まりがあるそうです。

大正更紗と呼ばれるものがあります
大正時代に織機の発明などにより布製品の生産が発展して
大量の反物が出来るようになったんですねえ
連続した細かい柄やぼかし柄 縞柄などを
化学染料を使い一度に大量に染めることで
細かい連続文様の着物の更紗が製造されました。
私はパッチワークなどをする時に藍染布と相性がいいので
端切れをもとめたりしました。



江戸更紗は室町時代に伝わった更紗を江戸時代に
型染めによって、日本独自の美しい更紗に変わったものです。
異国情緒をただよわせながらも どこか日本らしい独自の美意識を感じさせる
和の趣きを取り入れた更紗が私は好きです。
今も東京に現役でやっているお店があるそうですが
「現代における江戸更紗は型染めによって染め上げられた
更紗柄の着物」ということだそうです。
今は綿ではなく正絹だそうです。



これは家にある 面白い柄の布地たちです。




















更紗の着物






帯はリバーシブルになっています。







更紗といっても 世界中にあるので
自分にとっての更紗を大切にしていきたいのですが
古いものたちはいつまで残っていくのでしょうか。




  


Posted by igymama at 11:29Comments(2)更紗